2020年首都圏に大きめのライブ会場ができること

1年ちょっと前に、首都圏で手薄だったキャパ700-1000程度のライブ会場が増えるよ、という話をしましたが、同じレベルで手薄感があったのが2000-5000人のクラスの箱。
23区内にあってポップス・ロック系がメインで使える椅子付きの汎用ホールとしては、東京国際フォーラムA・NHKホール・中野サンプラザくらいしかなく、しかも中野は2022年には閉館予定。渋谷公会堂は復活するものの気持ち小さくなって2,000切ってしまいますし、スタンディングのライブハウスもそのクラスだとZepp2個と豊洲PITと新木場STUDIO COASTくらい。あと日比谷野音か。

23区の外を考えてもホールは府中の森と八王子オリンパス程度、東京都以外で音楽にも向いていて都心からのアクセスもそれなりに良好というホールは大宮ソニックシティ、川口総合文化センター、神奈川県民ホール、舞浜アンフィシアターくらいか。でも集客を気にするのであれば、やっぱりできるだけ都心で開催したいのがミュージシャン心。

かつ、来年はオリンピックのために日本武道館や幕張メッセが一定期間使用できませんので、そこらへんのキャパでも行けるクラスのミュージシャンが玉突き的に3,000人クラスに降りてくる可能性もありまして、正味のところ来年相当ヤバいのでは、と思っているところに、来年の春から夏に2,000人キャパ以上のライブ会場が一気に4会場オープンします。圧倒的に不足するであろう2020年夏にとりあえず使ってもらって、そこで各ミュージシャンやプロモーターとコネクション繋いでその後も何とかうまく、みたいな思惑もあったりするのでしょうが、みんなしっかりこのタイミングに合わせてくるのすごい。

2020春:立川STAGE GARDEN(3,000人級)
2020春:KT Zepp Yokohama(2,000人級)
2020春:ぴあアリーナMM(10,000人級)
2020夏:Zepp Haneda(3,000人級)

ニュースにもなった10,000を超すぴあアリーナは別として、Zeppがみなとみらいと羽田に増設、そして23区外ですが立川に3,000人規模のライブ会場ができます。映画ご覧になる方なら「極音上映」の立川シネマシティご存知かと思いますが、そのシネマ2からさらに少しモノレール沿いに北に行ったところで、利便性は個人的には新木場STUDIO COASTよりはこっちの方がいいです。帰りにそのまま街で飲めるところも含めて。
また、絵を見る限りスタンドの椅子席も他より多めなのがおっさんには嬉しい。これから行くSTDIO COASTのライブで連続で2階椅子席当選して思わずガッツポーズが出るくらいなので、割と真剣です。

Zeppは、羽田っていうのはロケーション的にはキツいかなあと思っていましたが、帰りにどこで飲むことになるかと考えた場合、蒲田という選択肢があるのは魅力的なので、少し前向きな気持ちになれます。
Zepp Yokohamaとぴあアリーナは双方みなとみらい地区で、周辺にはすかした店しかないと思うので、横浜駅西口辺りで物色することにします。

またもう少し小さめの箱だと以下のような今年新設の会場もあります。

2019/05:赤羽ReNY Alpha(600人級)
2019/09:渋谷Veats Shibuya(700人級)
2019/11:池袋harevutai(500人級)

この並びだと圧倒的に赤羽が魅力です。既にオープンしてはいるものの、まだ行ったことがないので楽しみです。
以上、お台場の両Zeppでライブ観た後にそのままお台場で飲んだ記憶がない、テーブルにメニューが置いてなくてだいたい全部壁に貼ってあるような店が大好物のおっさんの感想です。聖地は大宮駅前のいづみや本店です。