DOMMUNEとバイキングのこと

今日の「バイキング」のDOMMUNEの件もそうだし、その他のワイドショー系の番組で、ああいう「知らないことを当然のこととしてその知らないことを批判的に語る」の、やっぱり見ていて大変にしんどいのですが、そもそも考えてみれば、ワイドショーのコメンテーターのだいたいは何の専門家でもないタレントで、それが犯罪心理だの社会問題だのをその時の印象のみで語ってるわけで、今のああいう番組の形が出来上がってからこっち、およそ全てにおいてそういう感じだったんだな。それしんどいわ。

でもここ何年かで池上彰とか林修のようにいろんなことを「知ってる」体の人が表に出てくるようになってから、それ以外のテレビ出演者が「知らないのが当然」で振る舞う風潮はより顕著になってきているような気がします。


今回の電気5時間に際してのDOMMUNEの文章。

回収反対派の動きにもレーベル側の判断・回収やむなし派にも等しく敬意を払いつつ、でもどちらの壁の中にも入らない状態でできることがこれだった。
自分はだいたいこういう場合どっちにも付けずにいる派なので、この落としどころが素晴らしく愛おしく頼もしく感じられて。


絶対に「知っている」方が「知らない」よりいいに決まっています。役に立つことも、立たないことも。
回収反対で回収撤回に向けての動きをされている方も、コンプライアンスや対応コストを考えて回収やむなしと考える方も、電気グルーヴのこと、DOMMUNEのこと、それぞれの立場でのその他のこと、「知っている」ことがあるから、そのように考えられたり動けたりするとのだと思います。
どちらにせよ「知らない」よりずっといい。なので回収反対派と回収やむなし派は、お互いの意識を全否定はしないでいただきたいと思います。
さらに外に「無知」という共通の大敵がいるのに、中の狭いところで壁を作って対立するのって何か、違うじゃないですか。だから、何とか、何とか。


とりあえず、坂上忍は「I Was Born To Love You」5時間リピートの刑。