TSUTAYAや他レンタル店の閉店(2018年6月度)のこと

そろそろまたレンタルチェーンの具合を見てみようと思いました。まずは毎度TSUTAYAの最近の閉めっぷりを。

2018/03/04 TSUTAYA 鷺沼店
2018/03/04 TSUTAYA 西神中央駅前店
2018/03/08 TSUTAYA 鶴嶺店
2018/03/30 TSUTAYA 札幌豊平店

2018/04/07 平和書店 TSUTAYA はちまん店
2018/04/08 TSUTAYA 修善寺店

2018/05/06 TSUTAYA 経堂店
2018/05/06 TSUTAYA 梅田堂山店
2018/05/06 TSUTAYA 桃谷店
2018/05/09 The New's TSUTAYA 狛江店
2018/05/13 TSUTAYA 雑色バス通り店
2018/05/16 TSUTAYA 境橋店
2018/05/27 TSUTAYA 巣鴨店
2018/05/27 TSUTAYA 江東住吉店

2018/06/03 TSUTAYA 市が尾店
2018/06/25 TSUTAYA 仙川店
2018/06/30 TSUTAYA 港南中央店

2018/07/01 TSUTAYA 島田店
2016/07/07 TSUTAYA 本八幡店
2018/07/08 TSUTAYA ダイエー池田駅前店

正味この期間はこんなもんかという感じで、以下の通り5店舗の新規オープンもありました。

2018/03/21 蔦屋書店 龍ケ崎店
2018/04/13 蔦屋書店 延岡エンクロス店
2018/04/27 TSUTAYA BOOKSTORE Oh!Me大津テラス店
2018/05/18 軽井沢書店
2018/06/09 TSUTAYA 大崎古川店

うち、延岡は改築した駅ビルのメインテナント、大津テラスは元々タワレコが入っていたパルコが撤収した跡に入った新規商業施設内。軽井沢書店は地元のチェーン平安堂が3年前に撤収した跡地に地域テコ入れの形でオープン。大崎古川店は元々WonderGOOだったところで、フランチャイジーが乗り換えたものと思われます。
所謂普通のレンタル屋の形態はもう完全にくたびれてしまいましたが、地域活性化として行政と組んだり、総合書店の形だったり蔦屋書店的な雰囲気を作った店であればまだニーズはあるということのようです。

一方、TSUTAYAでもGEOでもない、その2チェーンの寡占に翻弄されている中小チェーンはいよいよ危ない状況になっています。
ここんとこ特にヤバいのはビデオインアメリカ。2016-2017年は年に2店舗程度潰れるくらいで、昨年11月時点では全国23店舗という規模だったのですが、その後この塩梅。

2018/01/08 ビデオインアメリカ 大林店 閉店
2018/01/08 ビデオインアメリカ 豊田店 閉店
2018/01/08 ビデオインアメリカ 小牧店 閉店
2018/01/31 ビデオインアメリカ 下鴨店 閉店

2018/03/31 ビデオインアメリカ 長久手店 閉店
2018/03/31 ビデオインアメリカ 生野店 閉店
2018/03/31 ビデオインアメリカ 八尾店 閉店

2018/04/22 ビデオインアメリカ 豊橋店 閉店
2018/04/30 ビデオインアメリカ 白壁店 閉店

2018/06/30 ビデオインアメリカ 殿田橋店 閉店

半年で店舗網半減という恐ろしさ。これで不採算店切れて当面安心だったらいいのですが、そうだとしても世の中的にはまさに「当面」でしかなく。

もうひとつ、メディアステーションポパイ。ネットカフェの方がこの屋号は有名ですが、元々レンタルからの業転の形でネットカフェにした店舗も多いようで。
こちらはビデオインアメリカよりは期間は長いですが、ゆっくりと確実に進行しています。

2017/06/04 メディアステーションポパイ 別府店 閉店

2017/07/09 メディアステーションポパイ ライベックス川崎店 閉店
2017/07/09 メディアステーションポパイ 飯能店 閉店

2017/08/20 メディアステーションポパイ 海老名店 閉店

2018/01/19 メディアステーションポパイ 一之江店 閉店
2018/01/21 メディアステーションポパイ 祇園店 閉店

2018/04/21 メディアステーションポパイ 妙典店 閉店

2018/05/14 メディアステーションポパイ 芝山店 閉店

2017年初頭で残り13店舗だったのですが、この通りでありまして、残るは広島市内に5店舗のみ。果たして運営企業としていつまでこの業態を残すのか考え中というレベルなのではないでしょうか。
というか、従前より申しています通り、TSUTAYAというかCCCはフランチャイジーの意向等ありつつも、レンタルという業態からはゆっくりと退場しかかっているように見えますし、ゲオはCCCのように他に行くところがないので現業頑張っているようにしか見えない状態。
正味、このレンタルCD/DVDという業態を看取る時期が近づいてきていますよ、ということで。

それも、気にしているからこういうこと言えるんですけど、たとえば昔はあれだけあったはずのフィルムの現像同時プリント屋なんか、気付いたらもうほぼどこにも見なくなってしまって。大多数の方にとってはレンタルもそんな感じでいつの間にかなくなっていくのです。

しかし、ビデオインアメリカ、ポパイ、あと現在フタバ図書傘下で3店舗のみ生き残っているビデオアメリカ、愛知県・兵庫県を中心に生き残るビデオ合衆国USV、これは単独店だけど岩手県北上市にはアメリカンウェーブという屋号もあり、何でそんなにこの界隈メリケン好きなん。