ギュウ農フェス@新木場スタジオコーストのこと

昨日4月8日はギュウ農フェス@新木場スタジオコースト
正味迷ってたんですよ。これだけのメンツをよくぞ集めたという、楽曲派糞野郎にとっては垂涎のラインナップではあったのですが、5月6日のビバラポップへの参加を既に決定していたので、アイドル系はそっちでいいかも、と。ところが後から知った「オクタゴン・スピーカー稼働」が決定打。即決定。行く。

新木場スタジオコーストは、「Club ageha」としての顔も持っているわけですが、そっちの時にしか稼働したという話を聞いたことがない、激烈サウンドシステム、オクタゴン。agehaはおっさんが赴くにはちょっと眩しすぎるイベントですし、そもそももう好き好んでオールナイト・イベントに行く歳でもなく。
それをよもやアイドルのイベントで拝めるとは。そりゃ行きますがな。

結論としてはあれすごい。見た目もこれもんですごい威圧感ですが、とにかく音がエゲツない。低音が鼻の穴から入って鼻毛が震える。風景が歪むレベルの音。
ただ、それでも相当に相性はあります。恐らく出る音のチューニングは完全に電子音というかテクノ・ハウス・EDM系に合わせていますので、コウテカ、MIGMA SHELTER、CY8ERあたりには最高。WACKで使用したのがBiSではなくGANG PARADEというのも納得。
ただ生音が強めだと若干の違和感。というか今回最大の被害者はamiinA。
この装置に合わせて電子音メインの「monochrome」始まりなのですが、そもそも出る音とモニターできる音とでやや違いがあるためでしょう、繊細なメロを持つ楽曲がメインなだけに目立つ、歌がずっと微妙にキー外れっぱなし。でもそれ仕方がない。このシステムは歌をマイクで拾って一緒に出すPAとはそもそも作りが違うわけですから。生音メインの「canvas」あたりになってくるとスピーカーから出る音にもやや違和感出てきたりして何とも辛い。
他と圧倒的に違う振り付けとかも含めて、私は彼女たちを大変に推しているため、今回は少し残念。

で、今回こういう風に集まった様々なグループを見て、やっぱり今はWACK勢独り勝ちだな、と。フロアが最もパンパンになって沸いたのはBiS、次がGANG PARADE。もう界隈の流れが完全にそっちに向かっている感じだし、本人たちのパフォーマンスももう間違いないし、当面この勢いは止まらないのでしょう。

あと、「ラストアイドル」から参加したSomeday Somewhere。こんなライブアイドルの中に放り込まれて、大変に浮くのかと思っていたら、格が違った。どっちが好きかはあるにしても、とにかく違った。やっぱりキー局制作の番組のコンテンツとしてお金かけて育てられてテレビに出ている人は、この時点でこんなにも完成されているのだという事実を目の当たりにする。
完全な生歌ではなかったところも、テレビっぽかったですが。

今回はオクタゴンもあってほぼメインステージ張り付きだったのですが、ふらふらしている時に観てけっこうよかったと思ったのが会心ノ一撃。そのノリとメロディのはざまにある感覚、好きです。
あと・・・・・・・・・を初めて観たのですが、思ったよりエモくて悪くはないんだけど歌をもう少し頑張れ。最後に「ドッツトーキョーでした!」と言って帰って行ったのですが、このグループ名の読みはそれが正解ということでいいのでしょうか。

最後に、BiSの時にリフトしようとして速攻で引きずり降ろされていた男子。開演前の「リフト・ダイブとかがあったら即中止」令は警告とか脅しじゃなくて事実であり、本当に止まってその時点で終了だからね。あの凄まじい沸きっぷりの中自分たちだけの行動でそうなったとしたら、その後どうなるか少し考えてみよう。私も考えてみましたが、とても恐ろしい。