Visual Japan Summit前日の状況のこと

まだ家にいる。明日の早朝出る。
しかし、昨日書いてから今日に至るまでまだまだいろいろ出てくるのがVisual Japan Summit。
主だったものを2点。

1)VIP席問題。
1日60,000円という価格ながらステージ前方を謳って即完売。しかしその後スポンサーの楽天カード会員限定で急に増席を行って、その時点で微妙に揉めていたこの件ですが、ステージMAPが出た今日になって多くの人にとって一番大事だったはずのその「ステージ前方」という話が一切反故になり、何故かステージ後方のサイドに追いやられるという謎の事態に。

ライブエリアは3エリアぶち抜きですので、VIP専用ラウンジ等、他のフェスではよくあるホスピタリティも用意のしようがなく、結局60,000円払って得られるのはおよそ「ステージから遠いけど座って観られるよ権」と「その座った椅子持って帰っていいよ権」のみになりそうという、費用対効果的にも他のフェスには類を見ない事態に。
当然VIP買った方々ガチのブチ切れ、その様子がまとめになっています

実際、詐欺罪を構成する要件を満たすのかどうかは判断できないのですが、正味キレてもいいというか、キレるべきだと思うレベル。

そして、この状況はもうひとつのリスクを生む要因にもなりそうでそれが怖いのです。
今回のVIP席は収入の最大化という目的の他にもうひとつ「ガチオタの隔離」という意味があったと思っていて。要するにフェス慣れしていない人によくある「最前を押さえて自分の目当てのバンドが出るまでは全く盛り上がる気もなく地蔵状態」という、複数以上バンドが出るライブでは最も嫌われる類のアレな方々をそっちの席に誘導することで、最前地蔵を最小化する策としての意味。

が、こういうことになったせいで、恐らく最前地蔵は通常よりもむしろ増加することが確定です。
VIP席の方は他よりも先に入場できるというメリットもありますので、恐らくその中のガチ勢は、座席が前方でないのであればそれは捨てて、優先入場のメリットだけを生かしてスタンディングの最前を目指します。そして自分の目当てが出てくるまでは地蔵です。
たぶんVIP席のはずの人の相当がそういう行動になるのではないかという予感がしておりまして、ということは最前付近ではいろいろと丁々発止が発生しそうで、それは見物したいんですがそもそもこの状況下で最前近辺まで特攻する勇気はありません。


2)クローク問題。
通常フェスのクロークというと、45リットル入りのビニール袋に荷物詰め放題1日1,000円というのが相場と認識しています。すみません、とにかく荷物を小さくまとめる派でクローク使ったことないのでわからないのですが。でもバンギャの子たちは荷物多めがデフォでキャリーバッグ率極めて高いことが特徴ですので、クロークはおよそ必須です。

が、今回公式サイトで地味に公表されている衝撃の事実は、このVisual Japan Summitで供されるビニール袋は30リットルだという点です。それを気にされたバンギャの方が事前にいつも使用されているキャリーバッグと30リットルのビニール袋で実験されていました。Tweet直接張るのもどうかと思い写真だけ拝借いたします。

涙しか出ない。

そしてもうひとつ大事なのが、クロークの受付時間の問題。
クロークの時間帯についての記述が公式サイト中に2つありまして、

1:「対応時間:8:00-21:00(16日は20:00)まで。」
2:「お荷物お預け受付時間:8:00-21:00(16日は20:00)まで。」

この微妙なニュアンスの違いがとてもセンシティブ。1の方は受け付けも引き渡しも21時で終了っぽいけど、2の方は「新規受け付けは21時までだけど引き渡しはそれ以降もやります」というふうにも読める。
というか、そもそもライブ本体が22時近くまでやってるわけであり、それでもし21時で引き渡しまで終了した日には、米騒動並みの討ち入りが発生しても全くおかしくないわけでして。

いや、これ本当によくわからないので事前にこれ読まれてクローク使う予定の方は受付時に確認した方がよいと思います。割と本気で。


で、昨日はオチにウドー音楽事務所を使わせていただいたのですが、今回のこれに限ってはウドーはむしろ被害者の方に近いのではないかと思っています。YOSHIKIに「本当の締切日」をスケジュール通りに教えてしまったという致命的なミスを犯しているかもしれませんが。それでも。

では今度こそ明日早朝、鉄火場に突入いたします。アディオス・アミーゴ。