海外のCDの入荷が遅れ気味なこと

テレビのワイドショーや民放ニュースの芸能コーナーで、話題の芸能人のブログを絵文字のニュアンスまで含め感情を込めて朗読する係の人の心情を慮ってみる。

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で、先日9/2にThe Divine ComedyとThe Wedding Presentの新譜が出ると言いましたが、先日奮って新宿タワーレコードに赴いたところ、在庫なし。日本で2番目に品数が多いCDショップにない。調べてみたら日本一の渋谷店にもない。オンラインを見てみたら「扱いなし」とか「取り寄せ 発送までの目安:14日〜35日」って書いてあって、「14日〜35日」表示の場合は散々待った挙句に「入荷できませんでした」メールが届くのが大半だということは経験上わかっていて、正味どうにもならん。

一世を風靡した人たちの現状としては大変に悲しいものがありますが、今回双方とも零細レーベルからのリリースであり、iTunesでは余裕で入手可能なこの現代においてはパッケージを海外に大々的に流通するという発想がまずないのであろうと思って納得するしかなく、それでも1stアルバムから全部棚に並んでいるのをここで終わらせるのは大変にしのびなく、結局Amazonのマーケットプレイスの海外発送組のショップにてカートにぶち込んだ次第。

こうやっておっさんはその意固地さから進み続ける現代の常識から乖離し、使い物にならない化石と化していくのだと痛感いたしました。

YouTubeで今回のアルバム収録曲を聴いてみたところ、The Divine Comedyの新譜は前作よりチェンバー化が進んでいるというか、こっちの方向性はもしや私の人生のベストアルバムを並べたら相当上位に必ず入るであろう2ndアルバム「Promenade」に近い世界ではないかと、テンション上がりっぱなし。

The Wedding Presentの新譜はもう「Bizarro」のような全てをなぎ倒して進む感覚も「Seamonsters」のようなギリギリの緊張感も望むべくもないけれど、それでもこのヒリヒリしたギターとこのメロディとこの歌はThe Wedding Present以外の何物でもなく、もうそれで全部OKだと思った。