四谷OUTBREAKとドレスコーズのライブのこと

本日ライブのはしご。
正午からは四谷OUTBREAKで例の1週間住み込みギグファイナル、住み込んだ夕焼けロッカールームズと住み込ませたOUTBREAK店長マナブくんがフロントを務めるバンド、ロックンロールサービスの対バンという、師弟対決なんだか何なんだかよくわからないやつ。

ロックンロールサービスは久々に観たのですがさすがの安定感。いや、安定しているっていうほどどっしりもしてないんですが、本当好きな音楽を好きなようにやってる感が伝わってきて嬉しくなるんですよ。
対する夕焼けロッカールームズはもう始める前からテンパっている。何だろう、ここまでつんのめった、気持ちばっかり前に前に行ってる感じのライブって初めて観たかもしれない。正味思っていたほどダメでもないけどうまくもありません。でも箱の常連ばかりが集まった結果、MCで何か言えば速攻で弄られ、いっぱいいっぱいになりながらそれでも何とか言い返して次の曲、みたいなのを見てると「人生でここまでがむしゃらになったことって、自分はどれだけあるだろうか」とか考えたりもして。
そういう意味で、何かいいものを見せてもらいました。「最高のライブやりてえよ、でも、できねえんだよ」って、あんな心からの叫びそう聞けるもんじゃない。

で、「大人の言い訳ロック」VS「若者の青春パンク」、対バンとしてどっちが勝ったかと言えば、たまたま話ができた夕焼けロッカールームズのメンバーと小学生時代からの友達で、この4月から東京暮らしを始めたという女の子がびっくりするくらい可愛かったので、夕焼けロッカールームズの圧勝です。

あと、マナブくんがライブ中に来年もまた同じスケジュールで第2回1週間住み込みギグを開催すると発表しました。マナブくんも今回いろいろ大変だったはずなのにそれって、彼の行動力や発想にはいつも刺激を受け人としてすごくリスペクトもしているのですが、でもやっぱり馬鹿でマゾなんだなと思いました。

ライブ後1時間ほどそのままOUTBREAKでだらだら飲んで、アキバのタワレコでヤなミューブクガ里咲りさのCDを仕入れた後、新木場スタジオコーストでドレスコーズの「平凡」リリースツアーファイナルへ。

前作以前とあからさまに異なる今回のアルバムの楽曲群をどう扱うのだろうと思っていたのですが、案の定完全に今回のアルバム音源ばっかりやる展開。というか例のスーツ姿で登場し、腿上げ運動的な動きだったり諧謔性のあるパフォーマンスだったり、これもう完全に「STOP MAKING SENSE」です。すなわちおっさんにとってはその時点で最高。
前にドレスコーズを観たのは固定メンバーが全員脱退した直後のライブで、もうグダグダかと思わせておいてからのすごくいいライブだったのですが、でもその時確かにあったヒリヒリした感じはもうどこにもなく、ブラス3名とパーカッションを導入した7人編成をバックに、アルバム音源のあの音像をさらに豊かにしたパフォーマンス。後半になって放り込まれた既発曲もリアレンジが施され、全体の流れとしてもすごくいい。
敢えて「すごくいいバンドだな」と言いたい。きっと志磨くんはこれでいい。

17時始まりで18時半に終了。またしこたま飲んで帰宅しても22時前という非常に健全な感じで。日曜日のライブってこれくらいがいい。19時始まり予定で実際の開演押して結局終わるのが22時過ぎとかだと正直サラリーマンいろいろ困っちゃうから。というか、飲むのはもう間違いなくて翌日辛いってだけなんですけど。というか今日は正午からおよそ9時間以上飲み続けなので、別に多少早くても明日辛いの確定ですけど。