「リリース日」とMVの公開のこと

YouTube Musicがサービスインした際に書いた文章があります。

YouTubeが始めた新しいサービスのこと

配信やストリーミングが主流化することで「アルバム」とか「カップリング曲」という概念がどんどん希薄化している中、ここに来て「リリース日」の概念が揺らいでいるという状況なわけですが。
YouTube Musicがリリースされた時、迷いを見せていたsumikaですが、今回は新作リリース日にMVも公開する形にしてきました。あそこで悩んだ結果としては非常に正しいと思われる方針になったわけですが、ここでふと「そもそも」の部分を考えてみる。

何でMVをリリース日より前に公開することが通例になっていたの?

80-90年代の欧米によくあった「アルバムに先駆けて先行シングルをリリースする」というパターンでのシングルの存在は、現在ではMVに置き換わっています。
アルバム型のミュージシャンの場合、リリース予定のアルバムから先行して収録曲のMVを公開し、アルバムのプロモーションとして機能させています。アルバムリリース後にまた別の楽曲のMVを公開することも多いですが、これは要するに当時の「シングルカット」と同じ考え方ですし。

一方日本のシングルは「アルバムからのカット」というよりは、シングルはシングルとして出して、追ってリリースするアルバムにそれを収録するというパターン多めです。主従が逆なので、じゃあその場合のシングル楽曲のMVの役割って何なのと考えたら、「初週の売上の最大化」じゃないのかと思うわけです。
MVでできるだけ世間の話題にしてもらって、それでもってシングルの存在やそのリリース日を認知してもらい、その週にさっくり店舗でCD買っていただいてオリコン上位、みたいな。

だとすれば、もう先行公開なんぞいらないんじゃねえの、という話です。

オリコンの順位を気にしているミュージシャンももう多くなく、アイドルですらCDを積もうとしているのは秋元康界隈と他一部のみになっています。チャート情報としてビルボードの方を取り上げる既存メディアもちょいちょい出てくるようになり、そうなるとYouTubeの再生回数も順位に反映されますので、先行でMV公開する順位的にはむしろ不利。
売上としてもCDだったら初週の順位が重要ですが、今はむしろどれだけ長く多く聴いてもらえるかがキモなので、初週を気にしたプロモーションとは全く違う形になります。
sumikaの今回の判断はそういう意味でもとても正しいと思うのです。

ただ、既にそっちにアジャストしているミュージシャンは、ばんばん配信で楽曲リリースしてMVも出して、それらが溜まったあたりでまとめて未発表曲ちょっと入れてアルバムとしてリリースという、50-60年代前半までのジュークボックス時代の「アルバム」の概念にどんどん遡っているのが、状況としてはおもしろい。
おもしろいんですけど、アルバム単位で聴くのがすごく普通というか、アルバム単位で好き嫌いを言うのが普通だったおっさんにとってはどんどん生きにくい世の中になっている。頑張れおっさん。

大都市圏のTSUTAYAの動向のこと

毎度、TSUTAYAの話ですが。
1-3月は怒涛の閉店攻勢でしたが、4月以降はそれほどでもなくなってきまして、ただ大都市圏の店舗に何となく共通の動きが出てきているような感じで。
大都市圏から「レンタル」のお店があからさまに減っているのです。

大阪市。
2016/10/01:TSUTAYA BOOKSTORE 梅田MeRISE オープン(レンタルなし)
2018/05/06:TSUTAYA 梅田堂山店 閉店
2019/05/06:TSUTAYA EBISUBASHI レンタル終了

キタ、ミナミの2地域でレンタルできる大型店舗が消えたりレンタルをやめたりして、現在大阪の中心商業地域でレンタルを継続しているのは阿倍野店のみになりました。


東京・新宿。
2014年以降:新宿TSUTAYAが工事のため一部営業休止の開始
2017/02/02:新宿TSUTAYA歌舞伎町DVDレンタル館 オープン
2017/12/06:新宿TSUTAYAをTSUTAYA BOOK APARTMENTとしてリニューアル(レンタルなし)

店の数は減りませんが、DVDレンタルは歌舞伎町に移転し、CDレンタルは消滅。JR駅にほど近い新宿TSUTAYAはコワーキングスペースを中心にした新業態の店舗になりました。


東京・池袋。
2019/06/30:TSUTAYA 東池袋店 閉店予定

池袋は東武ブックスがTSUTAYA BOOKSTOREになったり、旭屋書店がCCC傘下に入ったりして、無闇にTSUTAYA系の書店が増えていますが、サンシャインシティ脇の東池袋店が閉店決定したことで、池袋地域のレンタル店舗は西口のロサ会館内の店のみになります。


東京・上野。
2019/05/06:蔦屋書店 上野店 閉店

上野はレンタルも取り扱っていた蔦屋書店が閉店したことで、地域にレンタル店が消滅しました。ちなみにこれで新譜が買える店舗も上野から消えました(演歌専門店「リズム」を除く)。


東京圏の他の地域では、2015年に「蔦屋家電」ができた二子玉川では、元々西口でレンタル業を行っていたTSUTAYAがこの7月に閉店が決定。また埼玉県の浦和では2015年駅構内に「浦和 蔦屋書店」がオープンしましたが、こちらもこの7月元々商店街にあったレンタルのTSUTAYA 浦和店の閉店が決定しています。
そんな感じで、蔦屋書店や別業態ができる分、従来のレンタルメインのYSUTAYAが追いやられる動きが、都市部のあちこちで発生しているということです。


小田急商事がFCから撤退したことで小田急沿線のTSUTAYAが一気になくなった件、埼玉県上尾市や大阪府豊中市のように、短期間で市内の店舗が一気になくなったり激減した件。
FCでも諸々動きはありますが、直営が多い大都市圏でこういう動きというのは、そしてそのような店舗というのは場所柄顧客数の絶対数も多いわけで、そういう店を絞っていくというのは、何らかの意図は感じるわけで。

ただ、その意図はわかっても、図書館もスムーズな感じしはないし、Tカードは脱退する企業もあるし、めっさ狙っていた中国市場の先鞭として展開した台湾ではいまいちのようだし、これどうやってくんだろうと思ったりもします。
ひとつだけ言えるのは、こういう形で企業体として動くにあたって、非上場化はこれ圧倒的に正解だったんだなあ、ということ。こんなん上場企業では絶対無理やん。

ドレスコーズ@東京キネマ倶楽部のライブのこと

隔日ライブ週間、最後はドレスコーズ@東京キネマ倶楽部。
ドレスコーズはアルバム最新作が常に最高傑作と言っていい感じなのですが、音楽性もずいずい変化していき、つまりそうなるとライブも毎回違ってくるのでもう面白くてこれでワンマンは4回連続通算5回目。

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初めて観たのは2015年1月、アルバム「1」のツアー。メンバーが全員脱退してあからさまにバンドへの渇望の念を抱きながら作ったであろう曲もゴロゴロしているあのアルバムで、これ志磨くんはこれから一体どうなるのだろうという、正味毛皮のマリーズの解散ライブに赴いたのに近い気持ちで。結局不安は杞憂に終わったのですが、それ以降まさかドレスコーズがこんな方に転がっていくなんて思わなかった。

前作「平凡」には音源の時点でぶん殴られ、ライブにもぶん殴られる。三文オペラ後のライブではまるで演劇を観るようなライブで心動かされ、そして今回は本当に志磨遼平史上最高傑作と言っていいアルバム「ジャズ」を携えてのツアー初日。しかもコーストを埋められる動員力があるのに東京キネマ倶楽部。場所も最高です。バンドはG、B、Dr、Sax、Tromboneの5人編成。

初日なのでセットリスト細かく言いませんが、既発曲のアレンジも「ジャズ」の世界観に寄せた結果、完全に一連の作品として聴ける。ていうかこれめちゃくちゃ面白いわ。また、新しいバンドの新しいライブを観るような気持ちで。

そしてふと思ったのは、「平凡」から「ジャズ」は、随分作風が違って聞こえはしたけど、実はこれ相当に地続きじゃないのか、と。例えはものすごく悪いのだけど、前作が「Stop Making Sense」だとすれば今作は「Naked」のような位置なのではないかと。うん、よくない例えだけど、「音楽として繋がってる場所にある」ということを言いたいの。

もうひとつ、全ライブ一緒に行っている先輩が言ったのは「今回のライブが一番『素』だったよね」ということ。確かに、いろいろ背負っていた「1」の頃、キャラクターを完全に作りにいっていた「平凡」のツアー、完全に物語の主人公だった「三文オペラ」後のライブ。一番普通に「志磨遼平がライブやってた」感じがします。だから何かライブ中の景色が一番明るく抜けがよかったのだろうか。
そして「演じるものがなくなったからこそ、『ジャズ』のジャケットには顔がないのかな」と鶯谷「信濃路」で先輩。なるほど。

もう既にツアー前から次のレコーディングは始まっているようですが、完全に「どれだけ滅茶苦茶好きにやろうとファンが離れない」ポジションを得ていますので無敵です。今から楽しみです。

眉村ちあき@新木場STUDIO COASTのライブのこと

衝撃のLOFTから10か月。キャパはおよそ5倍。さすがに完売とまではいけませんでしたが十分に「入っている」感のある約2,000人。

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前回のワンマンはLOFTなのにレーザーとかLOFTなのに銀テープとか、そのキャパに合わないつんのめり気味の演出が非常に面白かったわけですが、今回もSTUDIO COASTレベルなのにワイヤーによる空中浮遊とか、子供ダンサーとの共演とか、相変わらずやりたいことをやりたいようにやっている感。

センターステージはあるのにそこへの花道はなく、どうやってたどり着くのかと思ったら案の定LOFTでもやったゴムボートでのクラウドサーフで到達。かなり何往復もしていたので、もはやクラウドサーフというよりは単なる渡し舟状態になっていました。眉村面白い。

いろんなメディアでけっこう顔は見るようになりましたが、LOFT直前の爆発寸前のミチミチした感じは既にあまりなく、彼女も既に「今後どうやって認知を増やしていくか」を真剣に考えていかなくてはいけないフェイズ。
このライブも相変わらず破天荒で天真爛漫な彼女の魅力は伝わってくるのだけど、でもLOFTで食らったあの迫力に満ちたそれに比べると、箱の大きさの分だけやや遠く感じる。ボートだったり徒歩だったりで会場中を回っていたのは、彼女なりにその部分を意識した結果なのかと考えてみたり。正直「これまでのやりかた」だとこれくらいのキャパが限界かもしれません。

ただ、その分箱が狭くても広くても変わらずに届く「歌」の力が、相対的に今回はものすごく響く。この日披露した曲の中で一番素晴らしかったのは、ギターの弾き語り+彼女の歌のみの「おじさん」だったと思うし、ラストの「だいじょうぶ」も、正直ギター1本で聴きたいと思った。彼女自身を遠く感じたとしても、彼女はただのおもしろタレントではなく、圧倒的な楽曲と圧倒的な歌声を持つシンガーなのですから、きちんとそれが届くライブであれば、それで十分素晴らしいライブは作れると思うのです。まあ、ただ歌うだけのライブで満足する女じゃないことはわかってるけど。

次回はリキッドと拡大方針はいったん小休止ですが、「こちとら売れたい」という彼女の意志は聴けましたし、ここで仕切り直してまたガツガツ行くことを期待して。

で、LOFTでは吉田豪氏が「風船を割る」だけのために登場しましたが、今回の「著名人の無駄遣い」枠は、別にコーラスもギターも弾かず2曲の間ただ空中に吊るされ、照らされていただけのスギムことクリトリック・リスでした。

スギム、最高。

Ri Ri Riligion@青山・月見ル君想フのライブのこと

21世紀初頭にデビューしたPolyphonic Spreeというバンドというか音楽集団がいたんですよ。
メンバーは不定で最大で30人近くにまで膨れ上がり、その人数でもって多幸感の塊のような曲をぶちかます、それはそれはいかした集団でした。

本当に、一度生で観たいと思っていたのだけど、日本でもApple絡みのCMは流れて日本盤CDも出はしたもののそれでさして人気が出るものでもなく、その人数でもって来日できるはずもなく、調べてみたら活動は今も継続しているのですが、3枚目のアルバムの後に5年空いていて、正味その間に悲しくも忘却しておりました。

そして先日5月16日、吉田豪氏が何のキャプションも入れずにぽいっとツイートしたRi Ri RiligionのYouTube映像を何となく見てみて、猛烈に心を射抜かれる。

唐突に、しかし必然的にPolyphonic Spreeを思い出し、そうだよ俺はあの時こういうライブを観たかったんだよ、と思い出す。速攻で検索し、直近のライブに予約をぶち込む。

それからメンバーを確認してみると、フロントは箱庭の室内楽での活動やゆるめるモ!等アイドルへの楽曲提供を行っているハシダカズマ氏、ギターは言わずと知れた後藤まりこさん、シンセは馬鹿テク大魔王にして矢野顕子楽曲のトラックメイクもしているAZUMA HITOMIさん、ドラムは先日のヌュアンスのワンマンでも叩いていたUさん。
俺的に言えばスーパーバンドの類でもありました。テンション上がる。そして6月2日、直近のライブの日。

まずゲストのDOTAMAさん。
5/29のハイパヨちゃんの時も観た。同一ミュージシャンの2DAYS・3DAYSに連勤した以外、違うイベントでこの近さで出会ったのは畑中葉子さん以来です。相変わらず誠実。DJが別の方だったので、MC等そこここのトーンがけっこう異なっているのが興味深かったです。

そしてRi Ri Riligion。この日は13人。ステージのセッティング終わった時点で少しずつ白装束が出てきて思い思いにチェックして、チェックし終わったらそのままステージの端っこに座ってスマホ見てるとか、ダンサーの人がその横でストレッチしてるとか、後藤まりこさんはギター抱えてただ寝転がっているとか、楽屋がいっぱいなためなんでしょうが始まる前からいちいち面白い。

そして最後にハシダカズマ氏が登場するとこの塩梅。

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もうこの絵面だけでとても面白い。
そして、がんがんアルコールを摂取しつつダラダラMCを続けるハシダ氏に業を煮やしおよそ強制的に曲を開始するメンバーというレキシっぽい展開があったり、グロッケンの子が曲の入り間違えたのをその場で厳しく指導する後藤まりこさんと、でもその後藤まりこさんは途中で「おしっこ行きたい」と言い出し本当に行っちゃうなど、およそ他ではなかなか見られない自由度でライブは進む。
正直もっとMCを詰めて流れを作れば音楽的な意味ではもっといいライブになるのではと思ったのですが、そういうバンドということならそれでもう全然いい。

というか、たとえばAZUMA HITOMIさんはアニソンでメジャーデビューしたり、矢野顕子と組んで楽曲制作したり、結構な美人さんだし、「売れよう」という明確な意志があればもう少し上に行けているはずの人。でも2枚目のソロアルバム以降よくわからないユニット組んでは小さなライブハウスで演奏し倒したり、手牌にドラは既に何枚か持っているにも関わらず、上がり役を組む気が全くない感じで。
後藤まりこさんのミドリ以降の活動とかもそうだし、要するにこの集団は総じて「売れたい」よりも「やりたい」が優先する人たちが集まったものと考えてよいのではないかと。

楽曲的にもコンセプト的にも見た目的にもものすごくメディアに乗せやすいスタイルだし、このままドカンと行ってもおかしくないレベルなのですが、だから多分そっちには行かないんじゃないかと思うのです。
そしてまた好きにやる。それ、また観に行かなくちゃダメなやつです。

スマホやPCに著作権料を課金させろとか言ってること

昔、ブログじゃなくて個人サイトだった頃には、CCCDとかのことで怒ってた時期もありましたが、最近は歳も取ったこともあって随分落ち着いて、ブログだけでなく普段の生活でもほぼ怒ることなく生活できています。本当です。

そんなところにやってきたこんな記事。

スマホやPC本体に「著作権料上乗せを」国際組織が決議

この決議の大元になっている「私的録音録画補償金制度」は、デジタル記録媒体が世に出るようになって1992年に定められたもので、要するに「デジタルになったら元音源と全く同じ音質でコピーできるんだから、コピーした分幾らか寄こせよ」という制度なわけですが、CD-Rなんか音楽ではない他のデータの記録にも普通に使うものであり、そんなん課金するの無茶だろうと思っていたら、本当に「音楽用CD-R」という名前のブツが普通のCD-Rよりちょっと高い値段で世に出てきて鼻で笑った記憶があります。聖人君子以外で誰が買うの状態です。

結局世の中的に、その制度の下でまともに機能していた媒体はDATテープとMD、DVD系の一部とBlu-ray系の盤だけじゃないかと思うのですが、確か2013年にも著作権団体の連合団体が「PCやレコーダーにも課金させろ」と言い出して、でもあっという間に一蹴されていました。
なのに今度は「世界」という看板で、現在主流になっているスマホも込みにして、一蹴されたそれをもう1回出してきたわけです。笑っちゃいますね。

普通に考えてみる。

まず、MDはほぼ間違いなく音楽をコピーするためのものですが、PCやスマホは必ずしも音楽のために買うものではないので、これで音楽聴かない人からまで課金するのは明らかに行き過ぎ。つまりCD-Rのように音楽用の料金を乗せたものとそうでない用をきちんと分けて用意していただいた後でなければ、この決議は世の中に通らない。
もちろん、CD-R等の媒体とは異なってソフトウェア的な制限でもってそれらをきちんと分けることはできると思いますので、そこ一生懸命頑張っていただいて。でも、たとえば自作楽曲の制作用にPC使う場合、楽曲は少なくともその段階では著作権団体の管理下には置かれていないので、それは課金されてないPCでも使えなくちゃいけません。
ということは、管理楽曲の録音データに何かIDを入れておいて、それをネット経由で団体のDBに照合しに行くような形であれば実現可能でしょう。死ぬほど使い勝手悪そうですが。

そして、PCやスマホの記憶媒体に課金するということであれば、世の中の全てのDRMは解除していただく必要があります。DRMはそもそも「コピーはしてはいけないことだから制限する」という体で導入されているものであり、今回PCやスマホからお金を取るということは「コピーが行えることが前提」の思想です。この双方は同時に両立しえません。さあ、すべての制限を外しましょう。話はそれからだ。

で、万が一これだけ全部やったとしても恐らく音楽の総売上は上がりません。
今回団体が望んでいる制度は「私的録音」への課金ですが、今の世の中「私的録音」して音楽を聴いている人間がどれだけいるんだという話。俺か。
もしPCに課金されるようなことがあれば、そんなPC買わんと音楽全部ストリーミングで聴くことにしますわ。サブスクリプションで支払っている月額の中に既に著作権料は入ってますので、そっちでよろしくという感じで。
そういう考えの方は少なくないと思いますので、他国と比較して恐ろしいくらいCD/DVD等のパッケージが生き残っているこの国ですが、この制度を正式導入すればパッケージはこれまで以上のスピードで衰退し、一番利益率の高い商品形態をすごい勢いで失うことになります。

本当に、CDが衰退し始めてからのJASRACとかRIAJの考えることは悉く「10年後の1000円をガン無視して渾身の力で目の前の10円を拾いにいく」感じで、経済的にも思想的にもわかりやすく先に窮していることがわかって楽しいのですが、今回のはちょっと笑えない。せめてもう少しおもしろくしてほしい。

hy4_4yhの主催イベント@代官山LOOPのこと

昨日晩は代官山LOOPのこのイベントへ。
MIC RAW RUGAとDOTAMAさんは少し前に観たのだけど、ハイパヨちゃんはどんだけぶりで観てないんだよって感じだったし、MIC RAW RUGAは前初めて観て心動いたので改めて観てみようと、そういう感じで。

MIC RAW RUGA(laboratory)。
このライブ前までREIさん(髪の長い方)が声帯を痛めていて声が出せなかったのが、このステージで完全復帰。ちょうどよかった。相変わらずHINASEさんは鈴の鳴るような声だし、何より前観たときより格段にステージングがよくなっていて、本当に気持ちよく観られる。デビュー間もない頃に観て、またこうやって成長していっている様を観るのはなかなかに素敵なことですし、これからまだ伸びるのだろうなと思うとワクワクします。期待しています。

DOTAMAさん。
前観た時にも思ったのだけど、彼は本当に真面目だと思うのです。ヒップホップに対してだけでなく、いろいろ全体的に。何年もホームセンターの社員と兼業でやってたっていうのもそうだし、THA BLUE HARBに影響を受けたと言いながら、曲によって時折見えるブルーズ感以外直接的に寄せずにやっているところとか、そもそもステージでの立ち振る舞いとか。
自分はあんまりヒップホップはわからないのだけど、ヒップホップのマナーとかスキル以前に前に出てくる部分があるからこそ、素直に受け止め素直に楽しむことができるのだと思います。かっこいい。

そしてhy4_4yh。
前観た時は3人いてファンコットやってた。それくらい観ていない。そして今回観てビビる。こいつらとんでもねえわ。
その曲ではその言葉ひとつひとつが本当に跳ねている。ああ、だからヒップホップって言うんだなと思う。めちゃくちゃ気持ちいい。こんなだったっけ。
MCは概ねダラダラヘラヘラしているのだけど、ちょいちょいツボを突いてくる。こいつらすげえおもしろい。こんなだったっけ。
音楽的にも芸的にもその技術がおよそ完成の域に達しているということなのだろうか。浮かんだのは「エンターテインメントの化け物」というフレーズ。こんなの300人しか入らないライブハウスでやってる場合じゃないレベルだよ。みんな観ろよ。すごいよ。

観る前は、アイドルヒップホップ新旧対決だなあとか思ってたけど、正直「対決」とかそういうレベルじゃない。それでもMIC RAW RUGAがあのハイパヨちゃんを見て何か感じ取れることがあるのだとすれば、これは意味のあることなのだと思うのです。気張れ若人。
とか言いつつ、ハイパヨちゃんも私から見れば十分以上に可愛い若い女の子です。

で、6月2日は青山にRi Ri Riligionのライブ観に行くんですけど、対バンがDOTAMAさん。こういうことって、たまにあるよね。

現役男性アイドル/ダンス&ヴォーカルグループの有料単独公演の最大キャパ・2019年春版のこと

男性版、何とか5月に間に合った。
さすがにこれからという感じもまだある男性のここらあたりのシーンですから、まだ活動休止は目立ちません。とはいえ、わかりやすく解散や活動休止ではなくても、もう目立った活動してない臭いんだけど何も運営からステートメント出ていないとか、「時限付きの活動休止ですから、個々の経験を積むだけですから」と言いながらエースメンバーのソロ活動以外何もしてないっぽいのとか、何かこう、割り切れない感じの状況のグループはあったりして。

以下、いつも通りのルール。

(会場・動員部分の基準)

  • 有料の単独公演のみ。無料イベントやCD特典の券で参加できるイベントは含みません。
  • ただし、他に出演者がいてもあからさまに「前座」っぽい感じのはセーフ(主観)。
  • 会場ベースでの比較のため、満員になったかどうかは問いません。つうかわかりません。
  • ライブハウス等、椅子の有無等でキャパ大分変わりますが、基本最大キャパで。特にVISIONとかclub asiaは箱のキャパが複数フロアの合計なので、絶対違うとは思いながらも。
  • 実施済み以外に公演が告知されているものも含みます(「予定」表記分)。
  • 自前の箱等での「定期公演」は除きます。
  • 抜け漏れご容赦。
  • 今回から観測対象にしたのには★、前回から会場キャパが上がったものは(↑)表示。
  • (活動停止)は停止済みのグループだけで、発表済みでもまだ活動してるのには付けてません。

(CD売上部分の基準)

  • オリコンで最も売れたシングルの累計売上数(カッコ内は発売年)。
  • シングル出してないがアルバムはある場合「※アルバム」の注記。
  • シングル・アルバムも集計記録が一切出ていない場合は「記録なし」表示。
  • 順位はこれまでの最高順位ですが、最高売上枚数の盤が必ずしもその順位のものとは限りません。
  • <>内の(↑)は、前回記録時より売り上げが上がった場合に付けてます。
名前 会場 CD売上 TW
(活動停止)SMAP 国立競技場・5大ドーム 311.1(2003) 1位  
国立競技場・5大ドーム 97.3(1999) 1位  
関ジャニ∞ 5大ドーム 40.0(2008) 1位  
Kis-My-Ft2 東名阪福ドーム+西武ドーム 47.5(2014) 1位  
Hey! Say! JUMP 東名阪福ドーム 36.0(2007) 1位  
KinKi Kids 東名阪福ドーム 179.2(1997) 1位  
KAT-TUN 東名阪ドーム 104.6(2006) 1位  
NEWS 東阪ドーム 39.5(2004) 1位  
(活動停止)タッキー&翼 東阪ドーム 30.1(2006) 1位  
  ドームツアーの壁    
BOYS AND MEN 名古屋ドーム・予定 16.5(2016) 1位 154,000(↑)
  スタジアムの壁    
超特急 さいたまスーパーアリーナ(↑) 9.9(2018) 2位 145,000(↑)
Sexy Zone さいたまスーパーアリーナ 36.0(2014) 1位  
V6 さいたまスーパーアリーナ 52.8(1995) 1位  
DISH// コニファーフォレスト(↑) 5.0(2018) 2位(↑) 140,000(↑)
山下智久 横浜アリーナ 60.5(2006) 1位  
King & Prince 横浜アリーナ 71.2(2018) 1位  
TOKIO 横浜アリーナ 52.0(1994) 1位  
w-inds. 横浜アリーナ 22.5(2001) 1位 32,000(↑)
ジャニーズWEST 横浜アリーナ 31.0(2014) 1位  
A.B.C-Z 横浜アリーナ 8.6(2015) 1位  
Da-ice 大阪城ホール 5.0(2018) 2位 133,000(↑)
祭nine. 日本武道館(↑) 11.0(2018) 1位 20,000(↑)
アルスマグナ 日本武道館 2.9(2016) 4位 61,000(↓)
MAG!C☆PRINCE 日本ガイシホール(↑) 9.3(2018) 2位 41,000(↑)
  アリーナの壁    
MeseMoa. パシフィコ横浜・予定(↑) 記録なし 59,000(↑)
M!LK パシフィコ横浜 6.7(2018) 2位 88,000(↑)
SOLIDEMO TOKYO DOME CITY HALL(↑) 3.8(2016) 4位 12,000(↑)
さくらしめじ TOKYO DOME CITY HALL 0.7(2016) 9位 53,000(↑)
D☆DATE TOKYO DOME CITY HALL 2.4(2013) 6位 49,000(-)
PrizmaX 豊洲PIT(↑) 2.9(2016) 4位 34,000(↑)
SUPER★DRAGON 豊洲PIT 7.7(2018) 3位 49,000(↑)
  3000人の壁    
BUZZ-ER. Zepp Tokyo・予定(↑) 0.5(2018) 22位 4,101(↑)
ONE N' ONLY Zepp Tokyo 4.7(2019) 1位(↑) ---
FlowBack Zepp Tokyo 1.4(2017) 6位 18,000(↑)
SUPER FANTASY Zepp Diver City(↑) 1.2(2018) 10位(↑) 2,277(↑)
BREAK THROUGH Zepp Diver City 1.4(2015) 11位 18,000(-)
UNIONE Zepp Diver City 2.2(2019) 5位(↑) 19,000(↑)
XOX Zepp Diver City 2.2(2018) 5位 39,000(↓)
X4 Zepp Diver City 1.2(2015) 10位 17,000(-)
WEBER Zepp Diver City 0.8(2019) 15位(↑) 11,000(-)
10神ACTOR 福岡サンパレスホール(↑) 0.1(2019) 79位(↑)
※アルバム
11,000(-)
Lead 中野サンプラザ 5.1(2014) 4位 16,000(↑)
  2000人の壁    
(活動停止)カスタマイZ 品川ステラボール 1.7(2015) 10位  
(活動停止)ZOLA 六本木EX THEATER 0.04(2014) 137位  
★FREAK Zepp Fukuoka 0.1(2016) 111位 7,540
★九星隊 Zepp Fukuoka 3.2(2019) 2位 9,453
NEVA GIVE UP 茨城県立県民文化センター大ホール 0.1(2014) 91位 4,750(↑)
  1500人の壁    
DREAM MAKER なんばHatch・予定(↑) 1.7(2019) 7位(↑)
※アルバム
5,890(↑)
SELLOUT 赤坂BLITZ・予定(↑) 記録なし 3,098(↑)
甘党男子 赤坂BLITZ(↑) 記録なし 4,614
新世紀えぴっくすたぁネ申 赤坂BLITZ 1.2(2018) 6位
※アルバム
5,075(↑)
ハニカム.トーキョー 赤坂BLITZ 0.2(2019) 53位(↑) 2,196(↑)
B2takes! 赤坂BLITZ 4.4(2018) 2位 12,000(↓)
(活動停止)G=AGE 赤坂BLITZ 0.9(2016) 16位  
【放牧系-黒羊症候群】BLACKSHEEP SYNDROME 渋谷TSUTAYA O-EAST・予定(↑) 0.4(2019) 23位(↑) 1,560(↑)
COLOR CREATION 渋谷TSUTAYA O-EAST・予定(↑) 2.7(2019) 4位(↑) 12,000(↑)
EBiSSH 渋谷TSUTAYA O-EAST 2.0(2018) 6位 22,000(↑)
Rush×300 渋谷TSUTAYA O-EAST 記録なし 5,225(↑)
(活動停止)MAGiC BOYZ 渋谷TSUTAYA O-EAST 0.9(2016) 16位 20,540
★NORD 札幌市教育文化会館大ホール 記録なし 5,749
MADKID 恵比寿LIQUID ROOM(↑) 1.0(2019) 11位(↑) 8,476(↑)
★TERCERA TRAPsMOIS 上野水上音楽堂 記録なし 893
ミリメレほりっく戌 上野水上音楽堂 記録なし 623(↑)
絶好超団☆LoVe 上野水上音楽堂 記録なし 1,815(↑)
#HASHTAG 名古屋DIAMOND HALL 2.0(2019) 6位(↑) 2,746(↑)
  1000人の壁    
First Place AiiA Theater Tokyo 1.6(2018) 8位 7,100(↓)
IVVY 新宿BLAZE 1.4(2018) 7位(↑) 26,000(↑)
ChocoLate Bomb!! 新宿BLAZE 記録なし 13,000(↑)
CLUSTAR. 新宿BLAZE 記録なし 8,627(↓)
LIBRE FUNTOS 新宿ReNY(↑) 記録なし 1,462(↑)
空想リアリティ 新宿ReNY(↑) 記録なし 647(↑)
★FEARLESS 新宿ReNY・予定(↑) 0.1(2018) 46位 1,084
mush uuuuup!!! 新宿ReNY 記録なし 4,196(↑)
CANDY BOY 竹芝NEW PIER HALL 記録なし 4,861(↑)
CUATRO shibuya duo MUSIC EXCHANGE・予定(↑) 記録なし 16,000(↑)
CUBERS shibuya duo MUSIC EXCHANGE(↑) 1.1(2019) 6位(↑) 6,126(↑)
AMAZ shibuya duo MUSIC EXCHANGE 0.3(2017) 24位 (消滅)
  700人の壁    
★THE BEAT GARDEN 渋谷O-WEST 0.9(2018) 19位 8,689
社会ノ窓 渋谷O-WEST 0.02(2014) 179位 1,171(↑)
(活動停止)龍雅 渋谷 TSUTAYA O-WEST 1.0(2016) 11位  
★B.STAT!ONS 渋谷ciub asia 記録なし 5,295
★MAUVE 渋谷ciub asia 0.08(2018) 72位 528
5IGNAL 渋谷ciub asia 0.06(2017) 81位 1,839(↓)
ポップジャンクスクール 渋谷ciub asia 記録なし 904(↓)
(活動停止)CLOVER×CLOVER/ 渋谷ciub asia 記録なし  
X-BORDER(A.K.A.TRANP) 渋谷WOMB 記録なし 7,585(↑)
FIZZYPOP 渋谷WWW X 記録なし 2,422(↑)
さとり少年団 下北沢GARDEN 1.0(2018) 9位 16,000(↑)
前田紘利TJ 吉祥寺CLUB SEATA 記録なし 3,413(↑)
  500人の壁    
天才凡人 渋谷SPACE ODD・予定(↑) 0.08(2017) 69位 7,431(↑)
MELNOIZ 渋谷SPACE ODD 記録なし 345(↑)
DRESS_No. 渋谷SPACE ODD 記録なし 6,247(↓)
WAVE 神奈川県民ホール小ホール 0.4(2017) 19位 3,050(↑)
フレフレ男子 渋谷WWW・予定(↑) 0.1(2018) 70位 1,196(↑)
笑顔ぱんち 初台DOORS・予定(↑) 記録なし 1,885(↑)
UNIVERSAL BOYS(A.K.A.THE UNIVERSITY) 原宿アストロホール 記録なし 2,528(↑)
★White Explosion 札幌cube garden 記録なし 1,226
AOS from AMAZO NIGHT シネマイクスピアリ 0.1(2017) 51位 2,943(↑)
★Nothing but U 渋谷GLAD 記録なし 453
(活動停止)Red Rose 渋谷GLAD 記録なし 620(↓)
FAYS 渋谷GLAD 記録なし 7,622(↓)
★Jackdoo 渋谷REX 記録なし 517
★VIMA 恵比寿CreAto 記録なし 1,064
AXXX1S 表参道GROUND 記録なし 2,799(↑)
TOONBOYS 代官山LOOP 0.08(2018) 71位 2,791(↑)
GORILLA SHAKE 中野坂上S.U.B.TOKYO 記録なし 637(↓)
  300人の壁    
★スタメンKiDS AKIBAカルチャーズ劇場 0.2(2018) 36位 8,042
★A-パレード 新宿Zirco Tokyo 記録なし 670
★iPASS 六本木morph-Tokyo 記録なし 603
The LADYBIRD 渋谷DESEO他 0.3(2016) 22位 5,058(↓)
▲(活動停止)GRiT 渋谷MilkyWay(↑) 記録なし 803
PLUS☆ONE WISH 池袋Black Hole 記録なし 716(↑)
(活動停止)Vir Leyenda 両国サンライズ 記録なし 765
BANQUET 新宿アルタKey Studio 記録なし 1,993(↑)
★H@ng_oveR 渋谷VUENOS 記録なし 529
Am!station 池袋mismatch 0.09(2018) 73位 447(↑)
(活動停止)Broom☆ 代アニLIVEステーション 記録なし  
  有料単独公演の壁    

やはり女子と同様、「ZEPP以上」と「1000人前後」の位置に高い壁がある状況が徐々に可視化されてきた感じです。
まだ「いったん上に行ったものの徐々に動員下げていった事例」は多くはないものの、調べながら見ていると「勢いが継続しているグループ」と「そうでないグループ」はけっこう分かれてきています。

今回特に気になったのは改名したグループ。
THE UNIVERSITYがUNIVERSAL BOYSに改名しましたが、「UNIVERSAL BOYS」というグループ名、過去にあったんですよ。しかもジャニーズに。ジュニア内のグループが一時的に合体した期間限定のグループで、現状活動実態はなさげなので今はもう被りも何もないと思うのですが、これは偶然なのか、わざとなのか。何か気になるのです。
もう1件、TRANPはX-BORDERに改名。これは恐らくアメリカの大統領のせいでしょう。「トランプです!」って言うたびにファン以外にはあの顔しか浮かばないわけで、それはもう仕方ない。アイドルグループとしては致命的じゃないか。

下北沢サウンドクルージング2019のこと

昨日土曜は、下北沢サウンドクルージング。
昨年はネクライトーキーに心を持っていかれ、今年も何かあるかとかなり期待しつつ、でも前回のようにYouTubeで聴いたことないバンドの映像確認する時間が取れないまま赴いたのですが、結果としてあんまり期待してなかったり、当初観る予定なかった方に当たりがありました。

元々ラインナップ見ていた分には、Odolと集団行動とステレオガールとMONO NO AWAREの4バンド観れれば最低限OKだな、と思っていたのですが、タイムテーブルが出たらその4バンドがきれいに15時台に被っているという地獄。
さて、どうしたものかと思った結果、Odolを選択しました。素晴らしいライブでしたのでよかったのですが、今回それ以上のが2バンドあった。

優勝、ポップしなないで。
名前だけ知ってる状態で、誰かTwitterで繋がってる人がいいって言ってたなくらいの勢いで観たところ、完全に持っていかれる。
Key&Voの女性とDr&Choの男性の2人組で、サポートもシーケンスもなく完全にその2人だけで全部の音を出している。のにこんなに豊か、かついちいち琴線に触れてくるし、自分がこれまでに観た何とも似ていない。
CD速攻買って聴いてみたところ、ポップスとしてはすごくよいのだけど、あのヒリヒリする感じはなく、この音源を聴いてライブ観たい!と思うかどうかは判断しづらく、これ本当に何も情報を入れない素のままでライブ観てよかった。
このバンド、この手のバンドの通常とは真逆で、歌詞が男性の方、曲が女性の方担当というのも非常におもしろく、だからこんな独特なのかなと思ったり。
とにかく、また観たい聴きたいと思う。

準優勝、THE TOMBOYS。
名前と「何かオールディーズみたいなことしてるんでしょ」くらいは知っている感じで、元々観る予定なかったんだけど、東京初期衝動観るつもりでいて、いろいろあって早めにShelterに入場したらちょうど始まったくらいのところで。ビビる。何だこの圧は。
「何かオールディーズみたいなこと」であることは間違いないんだけど、オールディーズのライブバーの箱バンドみたいなのとは全くもってわけが違う。音の圧とか、メンバーがこっち向かってくる圧とかが段違いで、結果として、狭義の音楽ジャンルとしてのロックンロールがパブロックを通ってパンクにたどり着く、その線上にある音に手当たり次第に噛み付いている感じがすごくいい。
ので、今YouTubeに上がっているライブ映像はその圧がちょっと伝わりにくいので、新しいの上げてほしいです。

東京初期衝動は、椎名ちゃんはそれでいいと思った。

サウクルはアイドルも結構な割合で混じるのですが、今回1組も観ていないとふと思ってprediaだけ観に行ったんですよ。元々10人組だったのが2月に4人卒業して、そのうち1人は速攻で結婚したりしてるんですけど、今は新メンバーの募集もしているので、今のうちに現在の6人編成を観ておこうと思いまして。

そしたらパフォーマンス中に、そばにいるサブカルっぽい男子が急にタブレットで何やら見てるんですよ。お前その光けっこう目立つぞ眩しいぞと思いつつ、注意するかどうか迷いながらこっそりちょっとだけ覗いてみたところ、predia公式サイトのメンバープロフィールページ見てるんですよ。誰が心に来たのかを確認するまでは凝視していませんが、とりあえず全部許すことにしました。もしかしたら私はひとりの男性が「沼」にハマる瞬間を目撃したのかもしれません。

それでふと思ったのですが、非アイドル属性の方に「入門としてのアイドルグループ」を問われた際、その人の好きな音楽とか考えながらチョイスしていたのですが、これどんな人でもpredia一択でよいのではないかと。
きちんと大人で、歌も歌えてステージは華やかで、でもわかりやすく「アイドル観たなあ」という気持ちになれるし、相変わらず何言ってるのかよくわからないちゃんころぴーみたいのもいるし、初手としては相当バランスが良いのではないでしょうか。
そしてそこからどんどん行きたい人はエクストリームな方にはまって行けばいい。と思ったけど、今やってる新メンバー募集の条件が「30歳以上の元アイドル」であり、これ状況によってはpredia自体がエクストリームな方向に行ってしまうのではないかと、少し危惧しています。誰が来るんだろう。

ミュージシャンがストリーミングに楽曲を解禁すること

こんな記事が出てきたこともありまして、それじゃあ主要ミュージシャンのストリーミングへの解禁っぷりを調べようかと思ったのですが、ちょっと検索したら2018年10月時点のけっこうなデータが落ちていたのでもうこれでいい。他の人がやっていることはやらない。
あと、2016年10月、Spotifyがサービスインした時のJ-POPがこんな感じ。名前の挙がっている中には、全曲上がっていないものもありますが、およそこんな感じ。

で、主要サービスが開始されて以降、追加の形で聴くことができるようになった主要なミュージシャンをつまんでみるとおよそ以下の通りです。

2017/10/01:DREAMS COME TRUE
2017/11/17:くるり
2017/11/17:斉藤和義
2017/11/17:サカナクション
2017/11/17:細野晴臣
2017/11/29:矢野顕子
2017/12/06:ユニコーン
2017/12/08:宇多田ヒカル
2017/12/22:福山雅治
2018/05/10:Mr.Children
2018/05/23:私立恵比寿中学
2018/05/27:椎名林檎
2018/06/09:ももいろクローバーZ
2018/09/01:井上陽水
2018/09/07:ポルノグラフィティ
2018/09/22:miwa
2018/09/24:松任谷由実
2018/10/31:筋肉少女帯
2018/11/14:高橋優
2018/11/21:サニーデイ・サービス
2018/11/21:THE COLLECTORS
2018/12/05:コブクロ
2019/01/30:YUKI
2019/01/18:SEKAI NO OWARI
2019/02/12:back number
2019/03/01:COMPLEX
2019/04/01:THE BLUE HEARTS
2019/04/01:THA BLUE HERB
2019/04/17:BUCK-TICK
2019/04/24:カジヒデキ
2019/04/26:平井堅
2019/05/10:ゆず
2019/05/14:小田和正

正味の話、ストリーミングでしか音楽聴かないという層も増えてきて、そうなるとそのサービスに乗らないミュージシャンはつまり「この世に存在していない」と等しいということになります。
それでも、サザンとかB'zとかBUMP OF CHICKENとかaikoとか米津玄師とか、一切ストリーミングに楽曲提供していないミュージシャンも結構な割合でいらっしゃるわけです。
この「解禁」という作業、でもこれ相当な計算の上で判断しているのではないかと思います。
具体的に言えば、過去旧譜の新譜CDのオーダー数とストリーミングで得られるであろう収入とのバランス。

例えば、米津玄師とか星野源とかは今でも勢いありますしメディア展開も多いので、今後も大量の新規ファンの流入が期待できます。のであれば単価が高いCDをメインにした方がずっといい。星野源がdヒッツにだけストリーミング出しているのは、まあdocomoのCMとかいろいろ利害あるわけで、そっちの方がプラスだから。

音楽業界のサブスクリプション型の収入モデルはこれらストリーミングサービス以前から、「カラオケ」が既にあります。恐らくそこらへんの値も比較検討の材料になるでしょう。そしてCD旧譜の今後見込まれるオーダー数以上にサブスクリプションでの収入の方が大きいであろうと判断できれば、当然そっち行きます。

もちろん、たとえばB'zは「アルバム」という形態に並々ならぬこだわりを持っていますし、山下達郎はストリーミングの音質に納得するはずもなく、そういう理由でストリーミングに向かわない方々はいても、それ以外は相当な計算の上ではあっても、理由としては収益上の比較的シンプルなところにあるのではないのかな、と思ったりもするのです。

一方、最近これまでが嘘のようにネットのサービスを充実させているジャニーズ事務所、先日会社の飲み会でジャニオタ女子と話をした際には「あのジャニーズがネット通販始めたんですよ!」という歓喜の声も聞きました。
が、そこはジャニーズ、譲れないところは譲れない。こんな恐ろしいサービス開始です。

関ジャニ∞全シングル・アルバムがアプリ対応へ

最近CD買うとその楽曲がスマホでも聴ける、「プレイパス」というあまり頭が良くなさげなサービスがありますが、このジャニーズのサービスはそんな生半可なものじゃない。改めてコードを付けることで過去の旧譜すらCDの購入を改めて促そうという、ジャニーズ事務所本来の思想があからさまに具現化されたブツです。画期的かどうかは知りませんが、「業界でも類を見ない」ことは間違いありません。ただ、こういう形にするためにそれなりの投資をしてのこれ。
このジャニーズのブレなさ、体幹の強さを感じます。むしろすげえ。